BEATLES
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BEATLES 「 ABBEY ROAD」 | |
★★★★★ |
今更ながらアビーロードをオススメさせて頂きます。ビートルズの実質的ラストアルバムとして有名ですね。 彼らの最高傑作として挙げる人もたくさんいますし、実際一番セールスがあったのもこの作品です。 そんなアビーロードなんですが、個人的にはずっと苦手でした。 まず第一に音質が他の彼らのアルバムと違っています。光沢感のあるソリッドな70年代を先取りしたサウンドになっています。いわゆるビートルズサウンドとは趣きが異なるのです。 第二に、ポップな曲が少ない(個人的判断ですが)ことを指摘したいです。レノン=マッカートニーによるいわゆる有名曲は入ってません。しいていえば「COME TOGETHER」くらいでしょうか。全体的に重苦しい、暗いイメージの曲が多いように思います。メンバー全員のこれで終わりだ、という気持ちがバイブとして漂っているのかもしれません。そのためジョージ作の「HERE COME THE SUN」のさわやかさが際立って聴こえます。 あとはやっぱりこのアルバムの主導権をポールが握ってることが気に入りませんでした。 自信と才能に溢れたポールが暴走してて、ジョンはあんまりやる気がないという感じがしていたのです。 でも’02年のツアーで生ポールを体験して、偏見なくこのアルバムに接することができるようになりました。 美メロの応酬なのです。後半のメドレーの奇跡ともいえる美しさ。もしこれらの曲が単体で完成されていたら、、とか妄想も膨らむ大作なのです。 ’04/02/29(A)加筆 |
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