少年ナイフ

世界で一番知られている日本人バンドといわれます。
1981年、大阪にて山野直子、中谷美智枝、山野敦子の3人で結成。1983年、8曲入りLP「BURNING FARM」でデビュー。1991年にはNIRVANAの前座としてUKツアーに同行。あのカート・コバーンも彼女たちのステージを観て涙したといわれています。
計算上年齢は四十路を越えていると推測されますが、変わることなく、ただ楽器をかき鳴らす楽しさをピュアに表現し続けるバンドです。
彼女たちの音楽は、軽々と色んな垣根を乗り越えて世界中に届いていきます。

公式ページ(姉妹の日記があります!)

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少年ナイフ「Brand new knife」1996.8.21リリース ★★★★★



★★★★★
















1996.08.21
release
「We can conquer this world」

その名の通り新品のナイフ!よう切れまっせ!
以上がこのアルバムのオビ文句。アオリです。

がらりとイメージを変え、そして明らかにレベルアップを果たした印象があります。とにかく、アルバム全体のバランスがいい。音のバランス、曲のバランス、バンドの両輪である直子さんと美智枝さんのバランス。

落とすとこはしっかり落とし、上げるとこはメーター振り切るくらい上げる。ぱっと見イメージは変わりましたが、バンドの核、ナイフ魂はしっかり堅持しています。削ぎ落としたっていうかんじでしょうか。

ここで難しいのが、ナイフにとっての「削ぎ落とす」の意味です。いらないモノを削ぎ落とすんじゃないんです。いらないモノこそ、ナイフの魅力なんです。
杜氏さんが米の芯を愛でるがごとく、研磨し尽くした果てにいらないモノの結晶が。それがナイフ。

なにを言ってるのかわからなくなってきましたが、このアルバムはかっこいい。おットコ前なアルバムです。僕にとっては、ナイフのなかでいちばん好きなアルバムです。

↓このアルバムの全米ツアーのビデオです
Blast Off!-US Tour & Clips-

これがまたかっこいい。90くらいのお婆ちゃんが「ストーンズ以来のいいバンドね」とか言ってくれてます。ブラボー。  

’04.1018(トモヤ)

少年ナイフ「Happy hour」



★★★★★


























1998.06.24
release
「ナイフの真髄」

誰がなんと言おうと、僕のなかでは少年ナイフの最高のギターロックアルバムです。
いつもはわりとヘナヘナと目先を変えつつそのバラエティー感で勝負するナイフですが、今作は骨があります。
聴いてて、「叩きつけるぞ!」っていう気合を感じます。

1曲目に挨拶代わりのラップ(懐かしのメロディー満載で嬉しい)、そして2曲目「KONNICHIWA」のイントロががつんと来ます。えぇ?どうしたのさ!ってくらいかっこいい!

ちなみにこの曲の内容は「こんにちわ。私達は日本の大阪から来ました。私達のショウ、楽しむ準備は出来てるかしら?」というもの。今や語り草の第1回フジロックフェスティバルでも、初っ端に演奏されました。観たかった。生で体験したかった。
フジロックは観れなかったけど、その後のナイフのライブでもこの曲がオープニングナンバーでした。一瞬にして血が沸騰します。

とにかく、少年ナイフのひとつの到達点だと思うのです。
音が新しいなどとは決して言えません。
「ロックは臭いだ」と思い込んでる僕ですが、正直このアルバムの曲に臭いは感じません。

でも、この初期衝動。なんでデビュー15年のバンドが、こんなに純粋な衝動を保っていられるんでしょうか。成熟なんかしない代わりに、まるで昨日組んだばっかりのバンドのように「音楽が好きだ」「でかい音を出すのが気持ちいいんだ」っていうエネルギーを放出してるんです。

このアルバムは少年ナイフ的ギターロックアルバムの到達点だと書きましたが、ナイフはギターロックばかりやってるバンドじゃないので、他にも到達点はいっぱいあるんです。サイケの到達点、ディスコの到達点、等々。
しかもこのK点をあっさり超える可能性も大アリ。
・・・要注目ですぞ。

追記:このアルバムは日本語詞英語詞混合ですが、日本語詞のものについては、アルバム最後に英語詞バージョンがまとめて収録されています。
・・・英語詞バージョンのほうがはるかにいい!歌詞が乗る乗らないの問題じゃなく、直子さんの歌は英語詞のときの方が数段上手い。「ロケットに乗って」とかでも思ってたけど、今作ではそれが顕著です。
僕は、MDに英語詞バージョンだけ編集し直して聴いてました。海外盤買えよっていう話ですが、先に日本盤買っちゃったのでしょうがなかったんです。

’04.10.18(トモヤ)

少年ナイフ「Strawberry sound」



★★★★










’00.02.19
release
「ナイフは続くよ」

ベーシスト美智枝さん脱退という衝撃を経て、はじめて山野姉妹のみで製作されたアルバム。正直ちょっとシリアスになったりしてたら嫌だなという心配はありましたが、聴いてみたらまったく問題なし。前2作「Brand New Knife」と「Happy Hour」がパワフルなアルバムだった為に若干弱さは感じるかもしれませんが、その分好きな事ぶっちゃけてる感はアップしてます。すごく楽しそう。

曲調も、パンクあり、ポップスあり、ディスコあり。シンセも多用して、やりたい放題やってくれています。

おすすめはなんといっても#10「Chinese Disco」。
古臭いけれども何故か不思議な未来感漂う曲です。しかもチープなのになんだかゴージャス!直子さんのボーカルも、近年稀にみるジャストフィット!
直子さんは基本的に歌はあんまり上手くないんですけど(ぉぃ)、たまに物凄くハマる曲があるんです。この曲も、そんなミラクルが宿った一曲です。「ヘイ!」が気持ちいい。「ヘイ!」が。
良かったら聴いてください。気持ちいいから、「ヘイ!」。  

’04.10.18(トモヤ)

年ナイフ 「Candy Rock 」




★★★
























2003.5.22
release
「若さあふれるパンクポップバンド登場!」

少年ナイフの原点に回帰したような作品です。
美智枝さんの脱退以降、ディスコサウンドやテクノを取りいれてきましたが、今作ではふたたび勢いのあるギターロックにこだわっています。演奏はほとんど山野姉妹がふたりで担当し、使用楽器はギター、ベース、ドラムのみ。

少年ナイフの活動は、予測・理解ともに不能です。アルバムごとのコンセプトは、世の流行などにはまったく関係なく決められているようです。要は、ソングライターである直子さんの気分次第。彼女のマイブームがアルバムの性格を決定します。リスナーは、それを無条件に受け入れるしかありません。しかしそれは決して不快なことではありません。むしろ、アルバムがリリースされるたびに、こんどはどんな色なのだろうか、とワクワクします。

アルバムごとのコンセプトなどと書きましたが、それすら、カッチリ決まっているアルバム(コンセプトが貫かれているもの)、ごちゃ混ぜの多様感に富んだアルバム(なんでもアリ。ルール無し)というふうに、気まぐれに変化します。リスナーはヘタに構えることなくただ楽しみに待てばいいのです。

「Candy Rock」は、楽器の構成からもわかるとおり、シンプルなロックをコンセプトとした作品だと思います。
メロディーもアレンジも、シンプルにまとめられています。感触としては、01年のシングル「オレンジの太陽」に近いです。
お気に入りはMC「セイウチ」。歌い出しが「セイウチの歌が出来たよ聴いておくれよ」。
それは、歌い出す前に言うべき事なのでは…。
歌い出しでこんな事言われたら聴かないわけにはいきません。

一般のミュージシャンがシンプルなロックアルバムを作ったとしたら、そこに乗る歌詞はやはり「剥き出しの肉声」でしょう。「すべての修飾を取り払った裸の言葉たち」というやつでしょう。
ナイフはそういう常識とは無縁です。ある意味剥き出しの言葉ではあるわけですが、それは「無邪気」という意味において、です。
でもたぶん直子さんは、無邪気なものの力を自覚しています。子供がふと放つ、核心を突く言葉。無知ゆえに辿り着く真実。「王様は裸だ」ってやつです。

少年ナイフを聴くということは、直子さんという人間を聴くということです。ハズレもあるけど、当たりはでかい。
だからこの作品は★★★でも、少年ナイフは常に★★★★★なのです。

'04/03/06(トモヤ)

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