ウルフルズ

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ウルフルズ「ええねん」



★★★★








2003.12.10
release
ええねん!」

ベーシスト、ジョン・B・チョッパーの復帰作。
トータスをはじめとしたメンバーの喜ぶ顔が目に浮かぶ快作です。
ここ数作、かつての勢いを取り戻しつつあったウルフルズに、絶妙のタイミングで最後のワンピースがはまったという感じでしょうか。

アホな曲も、ばっちりキメる曲も、切ない曲も、きっちりバットを振り切っています。
なかでもやっぱり#1「ええねん」はひさびさのホームランでしょう!
これはウルフルズにしか歌えない。ずっと大阪弁にこだわってきた彼らが、ついにいちばんシンプルな大阪弁に辿りついたという感動すらおぼえる曲です。

あと、このアルバムは2枚組になっており、2枚目にはジョンBソングが2曲収録されています。1曲目「Sleep John B」には、なんと奥田民生、YO-KING、ピーズはる、スピッツ草野など多数のゲストが参加。ジョンBを暖かく迎える、これまた感動的な内容になっています。
もし俺がジョンBで、いきなりこの曲聴かされたら泣くね。泣き崩れるね。


’04/03/11(トモヤ)


ウルフルズ 「9」 




★★★★











’05.02.23
release

バカをやるエネルギー     ★★★

ソロアルバム「TRAVELLER」のころから、トータス松本の顔つきが変わってきてます。老けたっていうんじゃなく、重ねた年月を顔に刻み込んだかのような、ある種の険しさが見て取れます。いい歳のとり方してるな、と思います。

ばかばかしいものを提供しつづけるのも、エネルギーが要ることなんでしょうね。もしかしたらラブソングを書きつづけるよりもしんどいことなのかもしれません。

今作も、期待を裏切らないバカソングが満載です。
そのバカソングが薄っぺらく聞こえないのは、トータスの顔のシワがおっさんくさく見えないのと同じ理由。ウルフルズが、積み重ね、削ぎ落とした末のバカソングだっていうことがびしびし伝わってくるからです。

 OH!ワッチャー!疲れ切ったオレの顔
 OH!爆笑!
 (#2ゼンシン・イン・ザ・ストリート)

その意気で、吹っ切って行こう。
僕が今のトータスの歳になったとき、あんな顔になれるように。

’05.02.26 (トモヤ)



この世の奇跡   ★★★★★

まず値段の安さに驚きます。アルバムなのに2300円ですよ!近年インディーズバンドの台頭によって、CDの値段は下がりつつありますが、ウルフルズのような芸歴のながいおっさんバンドが率先して値段を下げているのはやぱり凄いと思います。
しかもエンハンズド使用で、たっぷりと「暴れだす」のプロモビデオのメイキングが見れます。タイアップ曲もたくさん入ってこれはお買い得!

内容がまた素晴らしい。
特に新境地があるわけではないのですが、アルバム9枚出してきたからこそできる洗練がそこかしこに見受けられます。
歌詞の書き方、韻の踏み方、AAP、リズム・・・。いままでで最高のものが表現されています。
「うまいなー」「さすがやなー」とうなりっぱなしですよ。

しかし、冷静に考えてみると、本当にウルフルズみたいなバンドが普通に活動していけるってのは奇跡のような気がします。
関西のおっさんバンドが、おもしろさやストレートな感情だけを表現してチャートをにぎわす。前作のシングル「ええねん」や、「まいどハッピー」みたいに、関西弁の楽曲をしれっとチャートに送り込める。ありえないっしょ普通。

いいバンドです。幸せな気分にさせてくれます。

’05.04.07 (アトム)




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